2013年2月28日木曜日

深いガスの先に

朝、ガイドクラブの事務所で
今日のルートを決めた時点では青空が見えていました
ゴンドラに乗って山頂駅に着いた時には
いつもの深いガスでした
そのガスの中、目的の斜面へ向け登って行きます
辿り着いた斜面も深いガス
斜面をトレーンするようにみんなでゆっくり滑り降り
その先には青空がのぞいていました
ガスの中を頑張ってみんなで登り
雄大なロケーションの中を滑った後
陽が当たる林で大休憩です
目指す終点へ向け
雪面に描かれた影の中を滑って行きます
終点は僕の店
背の高いMakinoは
店の屋根の軒に頭がつきそうな程の積雪です
深いガスの先に見えた景色と
みんなの笑顔が印象的な今日のツアーでした

 
 

2013年2月27日水曜日

汗をかきかき

長く続いた雪がやっと止んだと思ったら
今日はいきなりの気温上昇です
青空の下、汗をかきかきのツアーでした
朝からきれいな景色を見ることができました
今回の風雪で、雪が溜まる風下側では
ずいぶんと地形が変化していたようです
午前中、僕と二人きりのツアーになったIwaokaさん
一度、夏に八甲田を訪れて
「冬にここで滑ってみたい」と思い八甲田に来たそうです
緩やかな傾斜の林を
二人でゆっくり楽しんできました
二人でこのブナの木を写真におさめながら
「静かでいいですねぇ」と、しばし佇んでいました 
午後にはさらに気温が高くなり
ツアー終了後、山荘に帰館したみんなは
汗だくになっていました
 

 



2013年2月26日火曜日

雪切りとスキー

青森では年配の人は
雪片付けのことを雪切りと言ったりします
僕が小学校6年生の春のこと
店の開店準備の為、毎朝雪切りに出掛けていた亡き父が
「明日、店の雪切りさ行くはんで
な(お前)、スキー持って、一緒にあべ(来い)」と言いました
翌日、友達一人を誘って父のジープで山へ向かうと
後藤伍長の銅像が立つ馬立場の西側にある
中の森という山の麓で車を止め
「おとさん雪切りさ行ってくるはんで
おめ達、ここでスキー滑っていろ」と言い残し
店へと車を走らせて行きました
青空でポカポカした陽気の日でした
登っては滑りを繰り返し、おにぎりを食べては昼寝し
何時間かを過ごしたのでした
山の上から父のジープが見えたので
友達に「さぁ、帰るが」と
父の車に向かって滑って行ったのでした
子供たちにスキーをさせてあげたいと
途中の山に放っておく
そんな豪快で優しい父でした
昨日、箒場でひとり雪切りしながら
そんなことを思い出していました
やっと雪も落ち着いて
今日は久々に青空を見ることができました
気持ち良かったなぁ



2013年2月25日月曜日

お~ まい が~!

今回の降雪が始まってもう10日程になります
毎日出勤している八甲田山荘の周りの雪も
日に日に雪かさを増し
「箒場もうだでくてらべな(大変なことになってるだろうな)」と
ちょっとだけ心配していました
今日、休みをもらって雪降しに行ってきました
店の正面の雪は2階の窓を超えました
店の屋根雪は放っておいても勝手に落ちるのですが
裏手の小屋が
お~ まい が~!
今回の降雪分だけでも2mを超していました
2時間半かかって雪降しし
屋根から降ろした雪で周りが高くなり
少し離れると
もう、どこが小屋やらわかりません
束の間、お陽さまがのぞいていましたが
雪は今日も激しく降り続きました
誰もいない静かな箒場で
たまに独り言を言いながら、午後まで雪降ししてきました
もうじき3月
あと1ヶ月あまりで開店です
 
 

2013年2月23日土曜日

heavyな一日

昨夜来からまた降雪がありました
その降雪量50㎝
毎日毎日降っているので、あまり驚かなくなっています
標高が高いエリアだけではなく
林の中にもたっぷり雪が入っていました
僕が好きなブナの木
割と大きな木なのに
幹の大半が雪で隠れてしまいました
午後のルートでラッセルする隊長とKasai
深くて少し重めの新雪に苦労しましたが
最後の斜面では
みんな楽しんでくれたようです
夕方の空
なかなかheavyな一日でしたが
こんな降雪がある日もあとわずかでしょう
ラッセルも楽しまないとね
 

 



2013年2月22日金曜日

ひと休み

丸々一週間続いた風雪も
今日はひと休みといった感じの八甲田でした
大量に降った雪も落ち着いて
一日いっぱい、いい雪でした
朝のフォレストコースでラッセルしながらパトロールする
八甲田ロープウェーのMaedaくんとMikamiくん
ご苦労さんです
午前の1本目を終える頃には青空が
昨日までの強烈な風雪を耐えたみんなは
頭上の青空に見入っていました
下毛無岱と横岳
午後のツアーも景色を眺めることができました
明日からの週末も
あまり荒れないといいですね




2013年2月21日木曜日

降り続く雪

先週末の土曜日から降り出した雪は
止むことを忘れたかのように、今も降り続いています
全国版のニュースでも
「青森県の八甲田山酸ケ湯では、積雪が5mを超え
観測を始めてからの最高を記録しました」などと
朝からしきりに報じています
 強い風に乗って、雪が降っていました
フォレストコースの標識も雪に隠れてしまいそう
ゴンドラの出発口の雪片付けをする
八甲田ロープウェーのAzu
「雪捨てる場所なくなってきた!」と
叫びながらの作業です
それでもノリノリの我らガイドクラブは
近場3本のRunを楽しんだのでした

 

2013年2月19日火曜日

雪のブナ林

山頂駅から外に出て
容赦ない強い風雪の中、滑り出します
どんなに厳しいコンディションの時でも
ブナ林まで滑り降りさえすれば
気持ちも身体も落ち着くものです
今日も20m/sを超す風が吹いていました
ブナの幹に強い風雪の跡
久々登場、秋田のKudouさん
休憩している間に
身体やザックにどんどん雪が積もっていきます
去年の秋に落ち切れなかったブナの葉
山頂付近で浴びた風雪で冷えた身体が
少しだけ温かくなった感じがするのが
八甲田のブナ林です
 




2013年2月18日月曜日

滑り終えたら

どんな仕事に就いている人でもお昼ご飯は楽しみなもの
僕らみたいに山遊びをしていると
午前のツアーが終了する頃にはお腹がペコペコです
僕が運転するバスの助手席に座る
岩手からのSugawaraさんとSakaiさん
お昼、山荘へと戻るバスの中で
「今日は山荘レストランで何たべようか」と
ずーっと、決めあぐねていました
 
そして、午後のツアーが無事終わったら
「ハイ、かんぱーい!」
時間は午後3時を少し回ったあたりです
遊びに来ているんですもの
いっぱい滑って
いっぱい食べて
いっぱい飲んで下さい
月曜日の今日は平日でありながら
どこのツアーパーティーも参加者が多く
賑やかな山でした

 

2013年2月17日日曜日

24時間降雪量100㎝

昨日の朝から今朝までの24時間降雪量が
なんと100㎝を超えたとのことです
朝、山に向かう道すがらの雪壁も一段と高さを増し
「今日の山も手ごわそうだな」と、気を引き締めました
午前中は風雪が強かったものの
昨日より雪は落ち着いていました
ICI石井スポーツ主催のツアーに参加したみんなも
程良いパウダーを楽しんでくれたようです
山の中で一緒になった、ホテル城ヶ倉のTeraさん

厳しいコンディションの週末でしたが
今日いい雪を滑ることができたからか
みんな、笑顔で帰っていきました
 

2013年2月16日土曜日

寒の戻り

強烈な風雪の一日となりました
昨夜来の降雪量は50㎝を超え
日中降った雪だけでも30㎝以上はあったかに思われます
2月は穏やかな日が多かったので、寒さが身に沁みます
ICI石井スポーツ盛岡店、秋田店合同の
冬の八甲田ツアー
足元も見えない程の吹雪にも頑張っていました
ブナ林まで滑り降り、ホッと一息です
まさに、寒の戻りといった一日でした



2013年2月15日金曜日

どっすぅ(どうしようか)?

今朝の我々ガイドの会話
「雪降ってねぇし、今日、どっすぅ?」
「山頂、風も吹いてねぇみてだし、行ってまる?」
「んだんだ、行ってまるべし!」
これで今日のルートは決定です
薄くガスがかかる中
目的の斜面へと登って行きます
空と雪の色が一緒で
その境目がないような不思議な感覚でした
長い斜面を滑って
いつものポイントでのゆっくりした休憩
ふと見たブナの枝先では
葉を包む芽が膨らんできていました
芽吹きまで、あと2カ月弱位かな
終点はうちの店
前回来た時と雪の量は変わっていないようです
気温が高く
春を想わせる一日でした





2013年2月14日木曜日

壮観な眺め

行く度にその壮観な眺めに圧倒される
そんなルートに今日、出掛けました
今日もきれいな青空が広がりました
一滑りしてからの登り
みんな、立ち止まっては振り返り
カメラにおさめていました
吹きすさぶ風の中斜面の上に立つ
風雪に耐える木々
このダケカンバの傍らで
滑った斜面を眺めながら休憩します
山頂駅の風向風速計

どこを切り取っても
きれいな景色が広がっていた
今日の八甲田でした