2014年7月23日水曜日

ある朝のお話し

ある朝、店に向かう車の中で助手席の母がふいに
「眉書いでくるの忘れだ!」と言います
僕が「ふ~ん」とだけ返すと
「店さ行ったらなんとかかんとか」と、つぶやいていました
店に着いて掃除などのいつも通りの開店準備を済ませると
大きな鏡の前に母が立っています
僕「何してんの?」
母「マッチの燃えカスで眉毛書いでらのさ」
僕「はぁ~!?」
見ると、ほんとに眉毛をマッチ棒でなぞっています
僕「それでいいんだば、化粧品要らねべな」
母「わいは、化粧品だば晩までもつけど
  マッチだっきゃすぐ消えでまるんだ」
と言いながら、すぐ次の仕事に取り掛かっていきました
母自作の眉墨
本人曰く「少しマッチば燃やして炭作るんだ」と
「昔はよくやったもんだ」感を出していました
昨日出掛けた雛岳山頂に咲いていたコメツツジの花

その翌日の朝、「今日は忘れねがったや」と
自慢げに眉を見せつけた母でした
 

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