2015年12月31日木曜日

一年の締めくくりに

大晦日の今日、山は大賑わいでした
まだ十分とはいえない積雪量ではありますが
そんな中でもみんな楽しんでくれたようです
ダケカンバの林に雪が降る
来る2016年が
みなさんにとって、そして僕らにとっても
素晴らしい年になりますように

2015年12月30日水曜日

ご機嫌な仲間たち

「いやぁほんと、今回は雪がなくて滑れないなぁ
なんて言いながら八甲田に向かったんですよ」
年末にさしかかり、続々と八甲田に集まった人たちは
一様にそう口にします
だからいつものこの時期より雪が少なくても
みんな滑れることの喜びにあふれています
いい斜面をひと滑りして登りの準備に入るみんな
熱い男 Masui Hidenobu氏
久しぶりの年末休暇に大はしゃぎ
シーズン初めから絶好調です
雪の量を心配しながらもちゃんと八甲田に来てくれる
ご機嫌な仲間たちに感謝しつつ
今日も山に出掛けてきました

2015年12月29日火曜日

年の瀬の顔

暖かい日が続いた今年の12月でしたが
年の瀬も押しせまり
ようやく八甲田らしいしばれる日が続いています
降り続く雪の中
目的の斜面へと移動していきます
斜面に滑り込むKeiちゃん
まだまだ雪は少ないものの
滑れることにみんな大喜び
酒とタバコとスキーが大好きKanbaraさん
ガイドクラブの古い常連さんで年の瀬の顔です
この山で遊ぶのを楽しみに
続々といつもの顔が八甲田に集っています
そんな人達との再会は嬉しいものです

2015年12月27日日曜日

いざ山へ!

年末休暇に合わせるように雪が降り出しました
八甲田ロープウェーでも
待望のダイレクトコースをオープンし
いよいよ雪山シーズンの到来です
待ちわびたスキーヤーやスノーボーダー
そしてガイドたちを乗せ
満員で運行された朝一番のゴンドラ
当ガイドクラブはツアー開始早々から
たくさんの参加者で賑わいました
「いい雪だねぇ」と
滑ってきた斜面を下から見上げる
笑顔のAoiさん
シーズン初めのラッセルに気合が入るKasai
午後には一時陽が射して

昼前から風が強まり
残念ながらロープウェーは運休になってしまいましたが
久しぶりの山の感覚を味わったみんなは
明日を期待している様子でした
雪が順調に降り積もり
みんなが怪我なく
そしてみんなの記憶に残るような
いいシーズンになることを願っています




2015年12月24日木曜日

みんなで山に行くのです!

朝からきれいな青空が広がった今日
ガイドクラブ事務所に出勤したスタッフは
「登ってでも山さ行きてぇな」と
外を見ながら口々に言っていました
「へば、行ぐが!(=じゃ、行こうよ!)」と準備開始です
最終目的地を決めずに
とにかくみんなで山に向かいます
空を見上げ「きれいな青空だなぁ」と
みんなが笑顔
ZEN NUTRITIONのTamura Makoto氏
山荘の売店作りに来青しています
早々に仕事を済ませ山へ
独特の色使いのNORRONAを着こなし
張り切って登る隊長
真っ白な雪をまとった山々
「そら、行け!」
やっぱりみんな嬉しそう
シーズン始め、装備やツアー行程など
スタッフそれぞれが
確認すべきことがあるものです
それはやはり、実際の山で再確認するもの
今日、それができました
この冬も我が八甲田山ガイドクラブは
みんなで山に行くのです!


 

2015年12月23日水曜日

箒場にて

今シーズンの営業を終え雪囲いした
箒場の店へ久しぶりに行ってみました
あまりにたくさんの出来事があったこの1ヶ月あまり
年を越す前に見ておきたかったのです
店の雪囲いに変化がないことを確認し、裏の林へ
この夏、母が毎日のように散歩した林で
ひととき、思いを巡らせてきました
店の向かいに見える八幡岳に陽射しが
短い時間でしたが
久しぶりの箒場に行くことができてすっきりしました

2015年12月21日月曜日

We are ready to go

季節は冬と言えどなかなか降り積もらない雪
それでも我々八甲田山ガイドクラブは
いつでも山に出掛けられるよう、準備は万端です
今年は新しいメンバーも加わり
常勤スタッフ7名でのスタートです
今の山の様子を知るために研修に出掛けてきました
久しぶりの感覚
やっぱり山は気持ちいい
「もう一降りだな」と帰館するみんな
ここ数年にはない
この時期の雪の少なさではありますが
この週末からは雪予報になっています
年末に向け、どんどん降ってくれるといいですね
僕の23年目のシーズンが始まろうとしています

2015年12月19日土曜日

母を想う

去る12月8日夜、母が亡くなりました
この春病気が判明してからは
病気に向き合い、懸命に治療と静養をしていましたが
かなわず、81歳の生涯を閉じました

45年前、箒場の店の開店と同時に
当時36歳で山で仕事をするようになった母は
以来45年もの間箒場の店を守ってきました
いつどんな時でも訪れたお客さんに優しい笑顔で接し
みんなから“かあさん、かあさん”と慕われた人でした
ずっと仕事をしっ放しで
趣味のひとつも持たない母でしたが
店でのお客さんの会話が喜びだったのでしょう
仕事を終え家に戻ってからの
家族三人での晩ご飯を楽しみにし
家内の作る食事をいつも「おいしいのぉ」と
毎日嬉しそうに食べていました
そうして亡くなる4日前まで家で過ごしたのでした
僕が山で好きなように活動できたのも
母が店を守ってくれていたからです
“箒場”は間違いなく母の店でした
2010年夏 家族で
テレビを観て笑う母
この夏、裏の林を歩く母
盛岡に暮らす兄家族と僕らに囲まれて
晩秋、家族三人で撮った最後の一枚

笑顔のイメージばかりの母です
母が居なくなっても温かいままの箒場でいられるよう
これからも過ごしていきます