2016年4月30日土曜日

GWに雪

みんなが心待ちにしていたGWに突入しました
その初日の昨日、八甲田は本格的な雪でした
この時期にしては珍しい降雪に
ガイドもお客さんも多少驚きながらも
季節外れの新雪を楽しんでいます
昨日は時折強く雪が降っていました
今日も朝から雪がちらついていました
それでも濃いガスの中
目指す斜面にみんなで登って行きます
斜面に到着し滑る準備をしていると
それまで山を覆っていたガスが強い風に吹き流され
うっすらと高田大岳と雛岳が見えてきました
幻想的で感動する場面です
新雪が降り積もった大きな斜面を
みんなで一気に滑り降りたのでした
高田大岳に向かうように
緩やかな台地を気持ち良くクルージングして
再び真っ白になった森で大休憩
雛岳の裾にある
樹皮だけで立つブナの木をみんなで眺め
箒場へと滑り降りたのでした
夕暮れの山々を長吉岱から望む
 
登りでは、標高を上げるとどんどん風が強くなり
休憩も取れないほどでした
加えて斜面上で準備している時の
吹雪っぷりは真冬のそれより強烈な感じでした
そんな中でのみんなの頑張りがあったからこそ
視界がきいた時の
みんなの笑顔が印象的でした
僕自身、楽しい山歩きができました
 
 



2016年4月28日木曜日

雨の森

午前はガイドの仕事で山に出掛けていました
昼から雨予報ということで
みんなで銅像ルートに向かいひと滑り
終点の銅像茶屋に到着する頃には
予報通りの雨に
そのまま午前でツアーを終え、午後には箒場へ
雨がブナの木の幹を勢いよく流れ
その水が集まって水溜りを創ります
「まだ箒場(ルートに滑って)さ降りれるべが」
雪を辿って裏を散歩です
雨の森を歩いて
明日から始まるGWに利用するルートを想っていました

 

2016年4月27日水曜日

早春のグダリ沼

今日はガイドの仕事を休んで
終日箒場の店で過ごしていました
日中はなにかと慌ただしくしていましたが
午後、少しの時間を利用して
この春初めてグダリ沼に出掛けてきました
ヤマセの厚い雲の下で
グダリ沼の湧き水は変わらず滔々と流れていました
水辺にはまだ残雪が
水際に咲くミズバショウ
足元にひっそり咲いていたイワナシの花
薄紅色の花びらがきれいです
「さぁ、戻るがな」と歩き出すと
草原にひょいと現れたのがテン
立ち上がって警戒する様子のテンです
この後、小動物を捕獲して口にくわえ
藪の中へと姿を消しました
曇り空を映して鈍色に輝くグダリ沼の水面

ヤマセの風は冷たく
厚着していても身体が冷える程でしたが
久しぶりのグダリ沼に出掛けることができて
僕自身、さっぱりしました
GW前にいい骨休みができました

2016年4月26日火曜日

静かな山を行く

GW直前のこの時期は、例年山に人影が少なく
静かな山歩きを楽しむことができます
今日も穏やかな天候の下、山に出掛けてきました
睡蓮沼から猿倉岳を目指して出発
今日も変わらず絶景だ!
北八甲田の山々は2週間前より
ずいぶんと雪解けがすすんだようです
猿倉岳のピークから矢櫃萢を望む
その矢櫃萢まで猿倉の斜面を滑り降り
高田大岳と雛岳を眺めてきました
「乗鞍岳コース」の標識を確認し
雪解け水が流れる猿倉温泉に下山したのでした
 
山の中で出会ったのは三人だけ
僕とお客さん二人で
鳥たちがさえずる静かな山を楽しんできました

2016年4月25日月曜日

春スキー日和

昨日同様、今日もきれいな青空が広がっていました
この4月は不安定な天候の日が多かったので
二日連続で晴れたのは本当に久しぶりです
朝、ガイドクラブの各パーティーが
それぞれ向かう山を目指し
田茂萢岳を出発して行きます
青空にトビが舞う
午後には小岳に到着
山頂まで歩いて登り、南八甲田を望む
小岳の斜面をお客さんと二人占め
他に誰一人いない、静かな小岳を楽しみました
山が大好きTanumaさん
25年程前僕がスキー教師だった頃
生徒さんとしてそのスクールに通っていました
当時、ご主人の仕事の関係で青森に暮らしていて
それ以来、季節を問わず
毎年青森に足を運んでくれているそうです
あれから四半世紀になるんですね
夕暮れの箒場の林

好天は終日続いて
山から戻ったみんなの顔は
またまた日焼けしていました
まさに春スキー日和の一日になりました
 
 

2016年4月24日日曜日

またここ八甲田で!

Permanent Union八甲田ツアーは今日が最終日
朝から青空が広がる穏やかな日に
参加者は終始笑顔でした
日曜日にこんなに晴れたのはいつ以来でしょうか
斜面を豪快に滑るのはMurayamaさん
このイベントにスペシャルゲストとして参加した
上村愛子さんです
スキーモーグル日本代表として
5大会連続オリンピックに出場した彼女は
自身初めてのバックカントリーを
ここ八甲田で楽しみ
イベント参加者を喜ばせてくれました
大きな斜面を大きなターンで
確実に力強く滑る上村さん
みんながその滑りを目にし歓声をあげていました
Permanent Unionを始め数々のブランドを扱う
FULL MARKSの代表Waka
参加したみんなを笑顔で見つめています
三日間、楽しそうに山で過ごしていました
夕暮れの箒場から山を望む
 
イベント終了後、みんなが口々に
「またここで!」と言い残し帰って行きました
僕らが雪山遊びができるのもあとわずか
ゴールデンウイークも間近です
雪があるうち、滑りますよ!
 


2016年4月23日土曜日

Permanent Union八甲田ツアー

FULL MARKSが手掛ける
オリジナルウェアブランドPermanent Union
ブランドを創設して初の八甲田ツアーが
昨日から三日間の日程で開催されています
昨日は午前山を覆っていたガスが取れ
午後にはきれいな青空になりました
みんな弾けたように滑っていました
Permanent Union営業担当Senzaki Hutoshi
仕事で八甲田を滑ることができて
幸せいっぱいの様子です
南風が強く吹きつける中
今日は赤倉岳目指して登ります
これから滑る斜面を上から眺め
気持ちがたかぶるみんな
この斜面をかっ飛んできました
下山途中から降り出した雨に少しだけ濡れ
箒場へと到着したのでした
目まぐるしく変化する天気に
少しだけ慌てながらの山行でしたが
いい雪を滑ったみんなは嬉しそうにしていました
 


 


2016年4月20日水曜日

春へとまた一歩

降雪が少なかった冬を終え
季節は少しずつ春へと向かっています
この4月は雨はあるものの
気温がグンと高くならないからか
予想していたより雪が残っています
そんな山にも春の気配が
森に陽射し
きれいな青空が広がっていました
雪解け水が流れる小川にミズバショウ
冷たい水の中で元気に咲いています
フキノトウも
赤倉岳の向こうに陽が沈む
 
高原を散歩していると
ウグイスの鳴き声が遠くに聞こえていました
今日、県道40号青森田代十和田線も
冬季閉鎖を終え、車両の通行が始まったようです
花が咲き、鳥が鳴き
春へとまた一歩、季節がすすんだ感じがしました